オンラインカジノにおける、日本のアクセス数は2021年時点で世界第3位、2022年で世界第4位。
日本国内からの利用は賭博罪に該当するため犯罪行為に当たるはずなのに、なぜオンカジ利用が合法化されている国よりもアクセス数が多いのでしょうか?
こうなってくると、そもそも本当にオンラインカジノは違法なのかどうかも怪しいわね…
当ページではオンカジ利用の問題について限界まで追求し、簡潔に解説しています。
また、これまでに起こったオンラインカジノに関する逮捕事例や事件についても詳しく言及しているので是非チェックしてみてください。
日本でのオンカジ利用は違法?
結論から、「公式ライセンスを得て海外で運営しているオンカジ自体は合法」です。
オンラインカジノ自体を海外で運営するのは、公式ライセンスの認可を得ていれば合法なのよね~
しかし、海外で合法的に運営されているオンカジであっても、日本国内からアクセスしてお金を賭けてオンカジで遊ぶことは違法です。
日本では「賭博罪」という刑法があり、お金を賭けて勝敗を決める行為は罰せられるにゃ!
(賭と博)
第百八十五条
賭と博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭かけたにとどまるときは、この限りでない。
(常習賭博及び賭博場開張等図利)
第百八十五条
常習として賭博をした者は、三年以下の懲役に処する。
2賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、三月以上五年以下の懲役に処する。
実際にオンラインカジノを利用して賭博を行った人が、賭博罪で検挙された事例もあります。
オンカジはいつから違法なのか
オンカジは開業した当初から違法でした。
しかし、オンラインカジノというものが明確に法律で定義されたのは比較的最近のことなので、「いつから?」と明確な日付を断言することは難しいです。
ちなみに、日本国内でのオンカジの違法性が強調され始めたのは、2022年4月の「阿武町特別給付金誤振込事件」以降です。
明治40年生まれの人は今(2024年現在)117歳…
オンカジで何をしたら逮捕されるのか
インターネット上では巧妙なオンカジの広告が流れ、合法であるように思える場合もありますが日本国内では違法です。
違法であることを知らずに利用してしまったとしても、罪に問われる可能性があります。
違法であることを知らなかったでは済まないわよ!
オンカジがどこから違法なのか?具体的には下記の行為を行った時点で刑法で罰せられます。
- 日本国内からアクセスしてお金を賭けてプレイする
- 日本国内でオンカジサイトを運営する
- 無料版やデモプレイでゲームを楽しむ
- ゲーム内のコインを使って遊ぶゲーム(現実のお金と交換できないソーシャルゲーム)
- 入金不要ボーナスを使ってのゲームプレイ
- アカウントの登録のみ
違法なのになぜ取り締まりの数が少ないの?
オンラインカジノは違法だという認識だけが独り歩きしているのが現状で、実際に厳しい取り締まりは行われていないように感じます。
これには様々な要因が考えられますが、主に下記の点が原因でスムーズな取り締まりが出来なくなっています。
サーバーの所在地が日本国外にある
多くのオンラインカジノは、日本国外にサーバーを置いて運営されています。
オンカジの運営会社自体が賭博を合法としている国にある場合、アクセス記録などの証拠が収集しづらい為捜査が困難となります。
その為、日本の法律が直接適用しにくいという点で取り締まりが複雑になり、実際に摘発されるまでに至らないのです。
海外に居れば日本の法律が直接適用しにくくなるから、それを利用して日本で犯罪を犯した人が海外に逃げたりするものね
誰が利用しているのか特定が困難(匿名性)
オンラインカジノは、インターネット上で運営されているため、利用者の個人情報を特定することが困難です。
VPNやプロキシサーバーなどを利用することで、IPアドレスを偽装することも可能であり、捜査当局の追跡を難しくしています。
また、KYC認証があるとはいえ、オンラインカジノの多くは海外にサーバーを置いて運営されています。
その為、日本の法律が直接適用されにくく国際的な捜査協力が必要となり、手続きが複雑で時間がかかるという問題があります。
決済方法の多様化により資金の流れの追跡が困難
暗号資産(ビットコインなど)はキャッシュフローの追跡がかなり難しいです。
資金の流れが多様化して国境を超える取引が容易になってるのが背景にあるね
近年オンカジでは仮想通貨を利用した入出金が一般的になっており、利用を推奨する動きもあるため、資金の流れを追跡することが難しく、証拠集めが困難です。
また、匿名性が高いプリペイドカードを利用することで、本人確認をせずに資金をやり取りすることができてしまう点も取り締まりが進まない要因です。
取り締まり資源に限界がある
スマートフォンなどから手軽に利用できるため、日本国内からの利用者が増加しています。
コロナ禍の外出自粛の影響で、オンラインでの娯楽を求める人が増えたことも、利用者増加の一因だにゃ
日本国内の利用者が増えているのに対して、警察などの捜査機関には、限られた人員と予算しかありません。
全ての違法行為を取り締まることは現実的に難しい状況です。
オンカジ関連の逮捕事例一覧!バレた要因と判決まとめ
これまでに起こったオンラインカジノに関する逮捕事例をまとめました。
事件の大まかな内容から、何が証拠となりバレたのか?その要因と下された判決まで徹底解説しています。
2016年3月10 | 2016年6月10日 | 2022年4月 | 2023年9月27日 | 2024年2月18日 | 2024年6月21日 | 2024年9月19日 | |
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事例名 | スマートライブカジノ事件 | ドリームカジノ事件 | 阿武町特別給付金誤振込事件 | スモウペイ事件 | DORA麻雀の運営者逮捕事件 | Youtuber「勇者トロ」逮捕事件 | オンカジアフィリエイターが逮捕された事例 |
概要 | オンカジプレイヤーが「スマートライブカジノ」で賭博した | ドリームカジノの運営が日本で行われていた+サポートが日本語のみ | 誤振込された給付金をネットカジノで使用 | オンカジの決済代行業者「スモウペイ」運営が日本で行われていた | 「DORA麻雀」を一部日本で運営していた | 海外のオンカジ利用をYouTubeで配信した | ベラジョンカジノとアフィリエイト契約を行いYouTubeで広告していた |
逮捕者 | 「スマートライブカジノ」利用者3名 | 「ドリームカジノ」運営者5名 | 田口翔 | スモウペイの経営者 システム開発担当し2名 | DORA麻雀の運営に関わった7名 | 石川翔多朗 (勇者トロ) | 伊達智美(34) |
罪状 | 単純賭博罪 | 常習賭博 | 電子計算機使用詐欺罪 | 常習賭博ほう助 | 賭博開帳図利 | 常習賭博 | 常習賭博幇助 |
判決(刑罰) | 2人(略式起訴→罰金) 1人(不起訴) | 4人起訴中3人(有罪) 1人(未決) | 未決 | 未決 | 未決 | 未決 | 未決 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
書類送検とは、警察が捜査した事件の記録や証拠物を検察庁に送る手続です。被疑者の身柄を拘束しない状態で事件を送致するため、逮捕と対比して「書類送検」と呼ばれます。
- 警察が事件を捜査する
- 警察が捜査記録や証拠物を検察庁に送る←(書類送検)前科はつかない
- 検察官が起訴か不起訴を判断する
- 起訴された場合は刑事裁判にかけられる→有罪→前科がつく
書類送検されただけでは前科はつきませんが、検察官が起訴され、刑事裁判で有罪判決が確定した場合には前科が付きます。
書類送検されたという事実は「前歴」として警察で記録されちゃうにゃ
【2016年3月10日】オンラインカジノプレイヤーが逮捕された事例
オンカジ利用者で逮捕された事案の中でも最も知名度の高いのがこの「スマートライブカジノ事件」です。
「スマートライブカジノ事件」とは、スマートライブカジノを自宅のパソコンで利用したユーザー3人が2016年3月10日に逮捕された事件のことです。
この事件は、ユーザーの内1人が不当な逮捕であると裁判に挑み不起訴になったためさらに話題を呼んだ事件でもあります。
バレた要因と判決
- ディーラーが日本人でサービス提供時間も日本時間だった
- スマートライブカジノは英国で運営されていたが、ディーラーが日本人であり、サービス提供時間が日本時間に合わせていたことから、実質的に日本国内で運営されていると判断された。
- ターゲット層が確実に日本人だった
- 日本人専用テーブルの存在や日本語でのサービス提供など、ターゲットが日本人であることが明確であった点も、日本の法律に抵触すると判断された要因の一つ。
- SNSでの情報発信
- 被疑者たちが自身のプレイ状況(ID番号の写ったスクリーンショット含む)をSNSに投稿していたことは、捜査当局にとって決定的な証拠となった。
この事件は、技術の進歩と法規制の遅れの間に生じるギャップを浮き彫りにしていましたね
今後も、この問題に対する社会的な関心は高まり続けるはずにゃ!
スマートライブカジノ事件のまとめ
- 事件概要
- 日本で初めてオンラインカジノのプレイヤーが賭博の容疑で逮捕された事件
- なぜバレて捕まったのか?
- サイバー犯罪捜査の強化に伴い、オンラインカジノを利用しているユーザーが捜査の対象となった。
- オンラインカジノを利用していることを知人に話したり、SNSで発信したりしたことで、情報が警察に伝わった。
- 何が証拠になって捕まったのか?
- 【決済記録】決済記録
- 【通信記録】スマートライブカジノのサイトにアクセスしていた記録が、インターネットの通信履歴から確認された。
- 判決は?
- 2人は単純賭博罪で10万〜20万円の罰金
- うち1人は逮捕が不当なものであるとして裁判に挑み不起訴となった
【2022年4月】阿武町特別給付金誤振込事件
日本で注目された、オンラインカジノに関わる事件で最も有名なのが「阿武町特別給付金誤振込事件」です。
住民税非課税世帯に新型コロナウイルス臨時特別給付金として1世帯あたり10万円が給付されるはずだった給付金を、
山口県阿武郡阿武町の対象世帯である約463世帯分相当の4630万円を担当職員が誤って被告人名義の口座に振込入金してしまうという事件です。
- 住民税非課税世帯に新型コロナウイルス臨時特別給付金(1世帯あたり)10万円給付決定
- 担当職員が山口県阿武郡阿武町の対象世帯である約463世帯分相当の4630万円を誤振込
- 被告人は誤振込と知りながら全金額を出金
- 返還を求められるも返還直後に給付金の返還を拒否
- 大部分をオンラインカジノで使用が発覚
- 阿武町は4630万円のほぼ全額を業者から回収(民事告訴は和解)
- 山口県警により電子計算機使用詐欺罪(刑法246条の2)にあたるとして逮捕
- 有罪(懲役3年、執行猶予5年)を言い渡される
逮捕に至った要因と判決
逮捕された人 | 田口翔 |
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逮捕された原因 | 誤振込金4630万をネットカジノで使用する際に自らの口座から決済代行業者の口座に振り替えた (電子計算機使用詐欺罪) |
誤振込金であることを銀行側に伝えなかったのが大きな原因 | |
判決 | 懲役3年、執行猶予5年 |
「誤振込金であることを銀行側に告知する義務を怠った」「正当な権限がない状態での情報入力は『虚偽の情報』にあたる」等の電子計算機使用詐欺罪に関する行為を理由に懲役4年6カ月を求刑された事件でした。
今回の件はネットカジノにお金を使ったという点に関してそこまで深く言及はされなかったみたいね
だけどこの事件から、ネットカジノ(オンカジ)への注目も集めることになったにゃ
阿武町特別給付金誤振込事件のまとめ
- 事件概要
- 誤振込された給付金を全てネットカジノへ使用した
- なぜバレて捕まったのか?
- 職員が誤振込に気づき、受取人に返還を求めたため発覚した
- この事案がメディアで大きく取り上げられ、世間の注目を集めた
- 何が証拠になって捕まったのか?
- 【銀行取引記録】誤振込された資金の動きが銀行の取引記録に残っており、受取人が資金をどのように使ったかが明らかになった
- 【受取人の供述】受取人は当初返還を拒否していたが、警察の捜査が進み、最終的には一部の返還に合意
- 判決は?
- 【山口地方裁判所】電子計算機使用詐欺罪で懲役3年、執行猶予5年の有罪判決
- 【広島高等裁判所】一審判決を支持
- 【被告人側】控訴
【2023年9月27日】オンカジの決済代行業者(スモウペイ)が賭博幇助罪で逮捕された事例
次の事例は、2023年9月26日オンラインカジノ決済代行「スモウペイ」の元実質経営者とシステム開発を担当した2名が常習賭博ほう助容疑で警視庁保安課により逮捕された事例です。
オンカジの決済代行業者を摘発するのはこの事例が全国で初めてだにゃ
この事件は単なる一企業の逮捕にとどまらず、オンカジ業界全体、ひいては日本の金融システムにも大きな影響を与えましたね~
オンラインカジノの決済代行サービス「スモウペイ」が運営開始。
スモウペイは、手軽にオンラインカジノに入出金できるサービスとして人気を集め利用者が増加。
サイバー犯罪捜査の強化に伴い、スモウペイに対する捜査が開始。
警察は、スモウペイのシステムからデータを収集し、資金の流れを分析。
十分な証拠が集まったため、スモウペイの運営者らが逮捕。
逮捕された運営者に対する裁判が開始。
- 関連会社元従業員(31~53歳男女5人)27日に同容疑で東京地検に書類送検
- 男性利用者21人も賭博容疑で書類送検
- 元実質経営者とシステム開発を担当した2名の刑罰は不明(2024年10月現在)
逮捕に至った要因と判決
- 運営拠点が国内だった
- スモウペイは、実質的な運営拠点を日本国内に置き、日本の法律の範囲内で活動を行っていた
- 決済履歴の追跡が可能であった
- 捜査当局は、スモウペイの決済履歴を詳細に分析することで、同社がオンカジへの資金流出に関与していることを明確な証拠として提示できたと考えられる
- 犯罪収益を隠蔽していた
- 容疑者が、第三者の法人名義の口座を利用して犯罪収益を隠蔽していたという事実は、組織的な犯罪行為を示唆しており、捜査当局の摘発意欲をさらに高めたと考えられる
警視庁は、スモウペイはユーザーがオンカジに日本から接続してプレイすること(賭博行為)が違法であるということを知ったうえでお金を送金する手助けを行っていたとし、常習賭博のほう助罪に当たると判断しました。
さらに、スモウペイが管理している第三者の法人名義の口座に資金を送金(マネーロータリング)し、犯罪収益を得る事実を隠した疑いで、組織犯罪処罰法違反という項目で再逮捕されました。
この事件を契機に金融機関は、オンカジ関連の取引に対する監視を強化したにゃ
オンカジ決済代行業者賭博幇助罪での逮捕事例まとめ
- 事件概要
- 「スモウペイ」がオンカジへの入金や出金の手続きを代行していた
- なぜバレたのか?捕まった要因
- サイバー犯罪捜査の強化に伴い、オンカジ関連の資金の流れが警察の捜査線上に上がった。
- スモウペイの口座での異様な取引が金融機関によって報告された。
- 違法行為であるというスモウペイを利用していた人からの通報があった。
- 何が証拠になって捕まったのか?
- 【決済記録】スモウペイのサーバーから、オンラインカジノへの大規模な資金送金記録が発見された。
- 【顧客データ】4万2000人以上の顧客データが押収され、オンラインカジノ利用の実態が明らかになった。
- 【収益】21億円を超える手数料収入が確認され、違法行為による利益を得ていたことが明らかになった。
- 判決は?
- 現時点では判決はまだ出ていない
- 関連会社元従業員(31~53歳男女5人)27日に同容疑で東京地検に書類送検
- 男性利用者21人も賭博容疑で書類送検
- 元実質経営者とシステム開発を担当した2名の刑罰は不明(2024年10月現在)
- 現時点では判決はまだ出ていない
合法的にオンカジで遊ぶときも、運営元が日本である決済代行会社は使わないようにしよう!
【2016年6月10日】無店舗型オンラインカジノの運営者が逮捕された事例
2016年6月10日に、「ドリームカジノ」というキュラソーからライセンスを受けて運営していたオンカジの運営者ら5人を常習賭博容疑で逮捕されました。
「ドリームカジノ事件」とも呼ばれているにゃ
- 海外法人が「オランダ領キュラソー島」のライセンスを所持して運営
- 運営サービス(サーバー)はイギリスに設置
- ウェブサイト上に海外法人名「Leisure and Entertaiment N.V.」明記
- サイト制作やサポート、経理は大阪の会社が担当
無店舗型オンラインカジノの運営者が逮捕されるのは全国初のことで、4人が起訴され3人が有罪となり、1人は賭博ほう助で起訴猶予。
逮捕に至った要因と判決
逮捕された人 | オンカジ(ドリームカジノ)の運営者5人 |
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逮捕された原因 | サポート言語が日本語のみで運営拠点が日本国内(大阪)に置かれていた |
明らかに日本人をターゲットとしたサービスを提供していた(日本プレイヤー向けのイベント等) | |
日本国内で賭博行為を組織的に行っていた | |
サイト制作、サポート、経理の担当を大阪の拠点で行っていた | |
判決 | 会社役員3人は常習賭博罪で懲役3年(執行猶予4年)と内1名は約750万円の罰金 |
従業員2人は常習賭博幇助の罪で懲役1年6カ月(執行猶予3年) | |
残る1人の判決は2024年10月現在不明 |
ドリームカジノは、日本国内でのカジノ運営は違法であるため海外に会社を作り、さらに海外のサーバーでサービスを運営していましたが、運営しているスタッフ自体は日本で作業を行っていました。
これだと日本で賭博場を経営していたのと同等の扱いになるにゃ~
- ドリームカジノで遊んでいたプレイヤーへの影響や処罰は?
-
ドリームカジノで遊んでいたプレイヤーは数百人~数千人程度いたと言われていますが、ドリームカジノ事件の際に「善意の第三者」であったとみなされ誰も逮捕されませんでした。(事件後、警察よりプレイヤーに対して警告の電話がきた)
- ドリームカジノ閉鎖後返金はあったの?
-
ドリームカジノの運営は突如閉鎖となりましたが、勝利金等のお金は一切返金されませんでした。違法サイトの突然の閉鎖や出金拒否などの事例は数多くありますので充分注意してください。
しかし、ドリームカジノ事件の1年後にカリビアンカジノという新たなオンラインカジノが共催に乗り出し、勝利金や入金済みのお金の返金に対応してくれたようです。(ドリームカジノとカリビアンカジノは無関係)
ドリームカジノ事件のまとめ
- 事件概要
- 無店舗型オンラインカジノ「ドリームカジノ」の実質的な運営を大阪市天王寺区の事務所で行っていたため経営者ら5人が逮捕された
- なぜバレて捕まったのか?
- サイバー犯罪捜査の強化に伴い、違法なオンラインカジノサイトの摘発が強化された。
- ドリームカジノを利用していた人からの情報提供があった可能性も考えられる。
- 何が証拠になって捕まったのか?
- 【サーバーの押収】ドリームカジノの運営に使われていたサーバーを警察が押収し、サイトの運営に関わるデータや個人情報などを取得した。
- 【資金の流れの追跡】賭け金や収益の入出金記録を分析し、運営者らの資金の流れを追跡した。
- 【利用者の証言】ドリームカジノを利用していた人たちの証言が、運営者らの違法行為を裏付ける証拠となった。
- 判決は?
- 会社役員3人は常習賭博罪で懲役3年(執行猶予4年)と内1名は約750万円の罰金
- 従業員2人は常習賭博幇助の罪で懲役1年6カ月(執行猶予3年)
- 残る1人の判決は2024年10月現在不明
- プレイヤー側は警察からの注意喚起のみで済んだ
【2024年2月18日】DORA麻雀の運営者が逮捕された事例
2024年2月18日、京都府警はオンライン賭け麻雀サイト「DORA麻雀」の運営に関わっていたとして、米国籍の会社員ら7人(ランダル・アーロン・アシャー容疑者含む)が賭博開帳図利の疑いで逮捕された事例です。
この事件は、オンライン賭博の違法性を改めて世に知らしめるきっかけとなりました。
DORA麻雀のファンサイトを運営していた人の家に常習賭博の疑いで警察が押しかけるなんてこともあったそうよ
違法なオンラインマージャンサイト「DORA麻雀」が運営開始。
多くのユーザーがDORA麻雀を利用し、賭けが行われる。
サイバー犯罪捜査の強化や、利用者からの通報などにより、警察がDORA麻雀の運営者を捜査開始。
警察は、証拠となる情報を集めるため、様々な捜査活動を行う。
十分な証拠が集まったため、DORA麻雀の運営者らが逮捕される。
逮捕された運営者に対する裁判が開始。
今後の裁判で、運営者への判決が下される
逮捕に至った要因と判決
逮捕された人 | 「DORA麻雀」の運営に関わっていた米国籍の会社員7人 |
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逮捕された原因 | 日本国内で運営活動の一部を行っていた |
判決 | 未決 |
DORA麻雀は金銭を賭けて行うゲームであり、運営者は参加者から料金を徴収していたことから、賭博開帳図利の疑いがかけられました。
警察のサイバー犯罪捜査の強化や利用者からの通報などが発覚の要因となり、サーバーの押収や資金の流れの追跡などの捜査により、運営者の違法行為が立証されました。
現時点では判決が出ていませんが、賭博開帳図利の疑いがかけられており、厳しい処罰が予想されています。
あきらかにDORA麻雀は日本の法律で禁止されている賭博行為を助長するサイトだったにゃ
DORA麻雀の運営者逮捕事件のまとめ
- 事件概要
- オンラインカジノのアフィリエイトを行っていた人物が逮捕された事件
- なぜバレて捕まったのか?
- サイバー犯罪捜査の強化に伴い、違法なオンライン賭博サイトの摘発が強化された。
- DORA麻雀を利用していた人から、違法行為であるという通報があった。
- 賭け金や収益の入出金が頻繁に行われていた銀行口座が、警察の捜査線上に上がった。
- 何が証拠になって捕まったのか?
- 【サーバーの押収】DORA麻雀の運営に使われていたサーバーを警察が押収し、サイトの運営に関わるデータや個人情報などを取得した。
- 【資金の流れの追跡】賭け金や収益の入出金記録を分析し、運営者らの資金の流れを追跡した。
- 【利用者の証言】DORA麻雀を利用していた人たちの証言が、運営者らの違法行為を裏付ける証拠となった。
- 判決は?
- 現時点では判決はまだ出ていない
【2024年6月21日】オンカジ利用をYouTubeで配信し逮捕された事例
オンラインカジノ系ユーチューバー「りゅーき」(宮田隆季さん)が、常習賭博の疑いで逮捕された事例。
宮田さんは2019年11月ごろから自身が運営する「寝る前にch」にてオンカジのスロットをプレイする様子を配信しており、さらにカジノサイトの運営側から動画配信の見返りに報酬を貰う契約をしていました。
逮捕に至った要因と判決
逮捕された人 | オンラインカジノ系ユーチューバー「りゅーき」(宮田隆季さん) |
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逮捕された原因 | 自身のYouTubeチャンネルで顔出しでオンカジのプレイ動画を配信していた(身元が特定されやすい状態) |
オンラインカジノの運営会社から配信の対価として報酬(広告費)を受け取っていたことが営利目的の賭博行為であることを明確にし逮捕される一番の原因となった | |
ユーチューバー(インフルエンサー)としての影響力を利用し、多くの視聴者にオンカジの存在を周知させ、賭博行為を助長する可能性があった。 | |
判決 | 略式起訴で罰金50万円(即日納付) |
この事件は「オンカジ利用は違法ですよ~」って注意喚起するための見せしめみたいなものだにゃ
オンカジ配信(YouTuber)逮捕事件のまとめ
- 事件概要
- オンラインカジノのアフィリエイトを行っていた人物が逮捕された事件
- なぜバレて捕まったのか?
- 視聴者から、りゅーきの動画が違法行為を助長しているという通報があった。
- オンラインカジノに関する情報収集活動を行っていた捜査機関が、りゅーきの動画を発見した。
- オンラインカジノの広告収入を得ていたことが、違法行為への関与を示す証拠となった。
- 何が証拠になって捕まったのか?
- 【YouTube動画】オンカジでのプレイ動画そのものが、賭博行為を行っていた直接的な証拠
- 【収益の記録】オンカジのアフィリエイト収入などの収益記録が違法行為によって得られた利益であることを示す証拠
- 【SNSでの発言】SNSでの発言がオンカジへの誘導や違法行為を容認する内容だった
- 判決は?
- 現時点では判決はまだ出ていない
オンカジに関する発言は動画配信やSNSでは控えたほうが良さそうね!
【2024年9月19日】オンカジアフィリエイターが逮捕された事例
ベラジョンカジノとアフィリエイト契約を行っていたYoutuber、「卯月ちゃんねる。」の伊達智美容疑者が2024年9月19日に常習賭博幇助の疑いで埼玉県警に逮捕された事例。
アフィリエイト報酬(ベラジョンカジノ) | 勧誘した客の負けた額の約30% |
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広告費 | 宣伝の動画を1本投稿毎に約7万円 |
オンカジとアフィリエイト契約を結び、オンカジに勧誘した疑いで逮捕者が出るケースは、全国で初めてだにゃ!
調べに対しては、「違法だとは思わなかった」などと話して容疑を否認しているということです。
先ほども話したように、「知らなかった」では済まないですからね~
- 事件概要
- オンラインカジノのアフィリエイトを行っていた人物が逮捕された事件
- なぜバレて捕まったのか?
- 違法な賭博行為(オンカジ)を助長するような広告を動画投稿サイトで行っていた(広告規制違反)
- オンラインカジノのアフィリエイトによる収益を申告していなかった
- 特定の個人(サイトを見た吉田容疑者)に対して、オンラインカジノへの参加を勧誘や手助けをしていた
- 判決は?
- 現時点では判決はまだ出ていない
オンカジで逮捕されない為には?
では、結局オンカジで逮捕されない為には何をすればいいのか解説していきます。
オンカジで捕まりたくないなら何をするべき?
オンカジで捕まりたくないならば、オンラインカジノを利用しないことが唯一の方法です。
オンカジを既にやってしまった人はどうすべき?
まず、既にオンラインカジノ(オンカジ)を利用してしまったという状況では、完全にリスクを回避することは困難です。 オンカジに日本国内からアクセスして賭博を行う行為は違法であり、賭博した事実がバレれば、刑事罰の対象となります。
オンカジをすでにやってしまった人が今できることは以下の点に注意して、リスクを少しでも減らすことです。
- 【利用をやめる】まずは、いますぐオンカジの利用を完全にやめましょう。
- 【情報漏洩を防ぐ】パスワードの変更や、利用履歴の削除など、個人情報が漏洩しないように対策しましょう。
- 【税務申告】万が一、高額な収益を得ていた場合は、税務申告を行う必要があります。
- 【弁護士に相談】法的な問題が発生した場合には、早めに弁護士に相談することをおすすめします。
オンカジに日本国内からアクセスして賭博する事は違法であり、様々なリスクが伴います。一度利用してしまった場合、完全に安全とは言えませんが、上記の点に注意することで、リスクを最小限に抑えることができます。
重要なのは、今後同じようなことを繰り返さないことです。
健全な娯楽を見つけて楽しくいきるのにゃ!
合法的にオンカジで遊ぶ方法
合法的にオンカジで遊ぶ方法は下記の2通りあります。
- オンラインカジノが合法な国で遊ぶ(海外旅行に行く!)
- 無料で利用できる体験版やデモサイトを利用する(ガポリがおすすめ)
合法的にオンカジで遊ぶときの注意点も紹介しているので是非チェックしてみるのにゃ
オンラインカジノが合法な国で遊ぶ
オンラインカジノは、世界的に見てもその合法性や規制が国によって大きく異なります。
一部の国では厳しく禁止されている一方で、他の国では合法化され、厳格な規制の下で運営されています。
- シンガポール(21歳以下は違法)
- 韓国
- マカオ
- フィリピン
- インドネシア
アジア圏が渡航費も比較的安価に抑えられるからおすすめよ~
無料で利用できる体験版やデモサイトを利用する
オンラインカジノの中には、体験版やデモサイトを提供している業者があります。
それらの利用は日本国内からでも利用できますので、気になる方は是非利用してみてください。
- 無料版のゲーム数約100種類
- ライブカジノで遊べない
- 新ジャンルパチスロ風スロットでも遊べる
- 有料版とは別会社が運営
- 無料版のゲーム数約100種類
- エルドア無料版は登録不要で遊べる
ガポリとは、サミーネットワークスが運営するオンラインゲームセンターです。
「メダルゲーム」や「パチンコ」「パチスロ」「カジノゲーム」など、様々なゲームをインターネット上で楽しむことができます。
まるで本物のゲームセンターにいるような臨場感と、いつでもどこでも手軽にプレイできる利便性が魅力です。
オンラインゲームでコインを集めてショッピングモール(GAPOLIモール)でお買い物もできるにゃ!
合法的にオンカジで遊ぶ際の注意点
日本国内からオンラインカジノに接続してプレイすることは違法です。
しかし、オンカジが合法の国に在住、もしくは旅行中の日本人プレイヤーの方に向けて、日本人プレイヤーがオンカジで遊ぶうえで注意すべきことを言及します。
日本国内からオンラインカジノへアクセスしない
まず、大前提として日本国内からオンラインカジノにアクセスしてプレイすることは違法です。
賭博開帳図利の罪や賭博罪に該当する可能性があり、逮捕されるリスクがあります。
違法行為に関与したという記録が残ると、今後の生活に大きな影響が出る可能性があります。
実際どんな影響があるんだろう?
前科は、刑事裁判で有罪判決により刑が言い渡されたときにつきます。
- 【職業や資格取得の制限】一定の期間就業不可能な職業(弁護士、教員など)や、取得不可能な国家資格がある
- 【海外渡航の制限】一部の国では犯罪歴のある者の入国を拒否する場合がある
- 【行政手続きへの影響】
- 【離婚事由になり得る】
- 【デジタルタトゥー】
ライセンス未取得のオンラインカジノは使わない
オンカジ合法の国からアクセスしてプレイしていたとしても、ライセンスを取得していないオンラインカジノで遊ぶことは違法です。
その為、かならずオンカジで遊ぶ前にはライセンスの有無を確認しましょう。
だいたい公式サイトの一番下等に記載されてるわよ~!
オンラインカジノのライセンスはマルタゲーミング庁、キュラソー政府、イギリスギャンブル委員会など、様々な機関が発行しています。
ライセンスを取得しているカジノは、一定の基準を満たしており、より安全にプレイできます。
日本国内からアクセスしてオンカジを利用することは違法だにゃ!
イカサマのないオンラインカジノを選ぶ
オンラインカジノで遊ぶ際には、イカサマのないオンカジで遊びましょう。
イカサマがないか確認する上で、以下の点に注目してカジノを選んでください。
ゲームの勝敗をランダムに決めるためのRNG(乱数生成器)が採用されているか確認し、さらにRNGが独立した第三者機関(eCOGRAやGLiなど)に定期的な監査を受けているかも確認するようにしましょう。
安全性の高いオンラインカジノを選ぶ
安全性の高いオンカジを選ぶようにしましょう。
安全性の高いオンラインカジノはセキュリティ対策に抜かりがありません。
個人情報や金融情報が保護されるよう、SSL暗号化が施されているか確認し、さらに不正なアクセスを遮断するためのシステムであるファイアウォールを導入しているかどうかも要チェックです。
日本拠点のオンラインカジノや決済業者は利用しない
日本拠点のオンラインカジノの運営はもちろん違法です。
さらに、その決済に関わる行為も法律に触れる可能性が非常に高く、賭博に関わる入出金を手伝うという観点で「賭博幇助罪」に抵触します。
なぜ日本でオンカジは合法化されていないのか?
日本では、オンラインカジノが合法化されていない理由は、主に以下の点が挙げられます。
- ギャンブル依存症の増加を懸念している
- オンラインカジノは、手軽に利用できるため、ギャンブル依存症が増加する可能性が非常に高いです。
- 依存症は、個人だけでなく、家族や社会全体に大きな負担をかける恐れがあります。
- 犯罪の温床
- オンラインカジノは、マネーロンダリングや脱税などの犯罪に利用される可能性があります。
- また、賭け事で得たお金を不正に使うなど、他の犯罪に繋がる可能性も懸念されます。
- 未成年者の利用
- 未成年者がオンラインカジノを利用してしまうと、発育に悪影響を与える恐れがあります。
- 未成年者の利用を厳しく規制することは非常に難しい課題です。
- 社会秩序の乱れ
- ギャンブルが蔓延すると、社会全体の秩序が乱れる可能性があります。
- 借金や家庭崩壊など、様々な社会問題を引き起こす可能性があります。
- 既存の法律との整合性
- 既存の刑法や風営法との整合性を取る必要があるため、法整備が複雑で時間がかかるという側面もあります。
- パチンコ業界との兼ね合い
- 日本にはパチンコという独自のギャンブル産業が存在しており、多くの関連業界が形成されています。オンカジの合法化は、この既存の産業に大きな影響を与える可能性があり業界からの反発も予想されます。
今後日本で合法化される可能性は?
結論から言うと、現時点では日本のオンラインカジノが全面的に合法化される可能性は低いでしょう。
しかし、完全否定できるものではニャイ!状況は常に変化する可能性があるため今後の動向も要チェックだにゃ!
合法化のメリット | 合法化のデメリット |
---|---|
税収増加 (新たな税収源となる) | ギャンブル依存症の増加 |
雇用創出 (オンカジ産業が発展し雇用が創出される可能性) | 犯罪の温床 |
観光業の活性化 (観光客が増加し、地域経済が活性化する) | 社会秩序の乱れ |
新しい産業の創出 | 未成年者の利用 |
日本においては、統合型リゾート(IR)整備推進法が成立し、一部地域限定でのインカジノ導入が検討されています。
しかしながら、オンラインカジノについては、現時点では合法化の動きは進んでいません。
オンラインカジノの合法化は、経済効果や雇用創出といったメリットがある一方で、ギャンブル依存症や犯罪といった社会問題が増加する可能性があります。
日本政府は、これらの課題を慎重に検討しながら、国民の意見を聞きながら、慎重に判断していく必要があります。
合法化すると国自体の財政は潤うだろうけど、個人のお金問題が悪化思想にゃ気がするにゃ…
国内の治安が悪くなりそうね
オンカジ違法に関するよくある質問
- なぜオンラインカジノは違法なのですか?
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日本の法律では、賭博行為が原則として禁止されています。オンラインカジノは、この賭博行為にあたると解釈されるため、違法とされています。
- なぜ競馬やボートレース、パチンコなどのギャンブルは違法じゃないのでしょうか?
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競馬やパチンコはオンカジとは異なり、「公営ギャンブル」にジャンル分けされています。(公営ギャンブルは国や地方公共団体が運営・認可、税収源として認められ、歴史的・文化的背景も深い)公営ギャンブルが合法な理由として、国や地方の財政を支え多くの雇用を生み出すという点が挙げられます。
- 競馬やパチンコは合法なのに、なぜオンカジは違法なの?明確な理由はありますか?
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競馬やパチンコは、国や地方公共団体が運営・認可する公営ギャンブルであり、法律でその運営が厳しく規制されています。一方、オンラインカジノは、主に海外で運営されており、日本の法律による規制が難しいという点が大きく異なる為というのが現状で言える明確な理由です。
- オンラインカジノを利用すると、どのような罰則が科せられるのですか?
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賭博罪に問われ、罰金や懲役刑が科される可能性があります。また、常習的に利用していた場合は、より重い罰則が科されることもあります。
- 友人がオンラインカジノで勝ったと言っていたのですが、違法行為ですよね?
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はい、違法行為です。友人が勝ったとしても、違法行為であることに変わりはありません。
- オンラインカジノの利用を止めたいのですが、どうすれば良いですか?
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強い意志を持って自分自身で利用を控える。もしくは 家族や友人、専門機関に相談することで、解決の糸口が見つかるかもしれません。最終手段として、依存症が深刻な場合は、専門機関での治療がおすすめです。